ワイヤレス イヤホン全盛のいま、あえて「有線」に戻るという選択。
ソニーが発表した「IER-EX15C」は、USB-Cに直接つなげるインイヤーヘッドホンです。
差し込むだけで音が流れるこの気軽さは、ある意味とても新鮮。
バッテリー切れや接続トラブルを気にせず、音楽をすぐに楽しめる点が注目されています。
USB-Cで差すだけ。準備いらずの手軽さ
「IER-EX15C」の最大の特徴は、Bluetoothペアリングも充電も不要で、USB-Cにそのまま差し込んで使えること。
スマホやタブレット、ノートPCなど、USB-Cを備えた機器であれば即座に利用できるというシンプルさが魅力です。
無線イヤホンが主流になったからこそ、この“迷わなさ”が新しい安心感を生んでいるように感じます。
小さなボディに詰まった工夫
搭載されているのは直径5mmの小型ドライバー。
とても軽量で、ケーブルを含まない本体の質量は約3gとされています。
カラーはブラック・ホワイト・ブルー・ピンクと展開されており、シンプルな形状ながらちょっとした個性も選べるのがうれしいポイント。
ケーブルも絡みにくい加工がされているとのことで、バッグに放り込んでも扱いやすそうです。
音質は“ちょうどよいバランス”を目指して
高価格帯のモデルと比べるとシンプルな仕様ですが、レビューでは「低価格ながらバランスの取れた音」という評価も見られます。
USBバスパワーで動作し、電源供給は5V 25mA。
小さな体に必要なエネルギーだけを受け取って、さりげなく音を届けてくれる存在です。
日常に寄り添うイヤホン
価格は3,000円前後と手が届きやすく、“予備の一本”としても頼れる存在。
無線イヤホンが充電切れのときや、オンライン会議で安定した接続を求めるときにも活躍しそうです。
耳に装着してケーブルを伝うその感触に、懐かしさと安心感がふわっとよみがえる。
そんな感覚も、このモデルの魅力のひとつかもしれません。
まとめ ― “シンプル”がくれる自由
ソニー「IER-EX15C」は、派手さよりも“迷わないこと”に価値を置いたイヤホン。
USB-Cに差すだけで使えるその仕様は、今の時代にかえって新しく映ります。
音楽も通話も、シンプルな形で寄り添ってほしい。
そんな思いにぴったりな一本といえるでしょう。
――耳元にすっと差し込むだけで、日常に音が流れ込む。
その軽やかさが、ちょっとした自由をくれるのかもしれません。
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